公認会計士試験

社会人が公認会計士試験に合格した方法まとめ

社会人として働いている方の中には

 

このまま今の会社でサラリーマン続けているとまずいかも。。

 

と考えている人が結構いらっしゃるのではないでしょうか。

 

多くの人は転職してのキャリアチェンジやキャリアアップを考えるのですが、中には資格を取ってこの状況を打破したいと思う方もいらっしゃるでしょう。

 

実は私もその一人でした。そして、この記事を読んで下さっているあなたと同様に、何の因果か、数ある資格の中で公認会計士に興味を持ったのです。

 

しかし、公認会計士試験について調べてみると

 

公認会計士試験はやっぱり難関資格なんだね。。。社会人やりながらなんてやっぱ無理だろうなあ。。。

 

と否定的な考えが頭を駆け巡ることでしょう。

 

この記事ではサラリーマンをやっていた私が、勉強して公認会計士試験に合格した方法を公開したいと思います。具体的には以下のポイントについて、実際に社会人として公認会計士試験に合格した私が経験を元にお話していきたいと思います。

 

 

早速行ってみましょう!

 

働きながら公認会計士試験に合格することは可能か?

結論、可能です。以下で理由を説明していきます。

合格できる理由

実際に社会人で働きながら合格している人が毎年それなりにいるからです。

 

公認会計士の論文式試験合格者になると、その翌年から実務補習所という所に通うことになりますが、監査法人以外の一般事業会社勤務の合格者は、9割型土曜日の補習を受けることになります。

 

(監査法人では平日夜の補習に出席できるよう勤務時間を考慮してもらえますが、一般の会社ではそんな配慮はしてもらえません。当たり前ですけど。)

 

社会人合格者はその実務補習所で自分と同じような境遇の合格者に出会うことになるのですが、私と同じく一般事業会社に勤務しながら合格した同期は、15名以上いました

 

その当時の社会人合格者の正確な数字は把握していませんが、合格者が1,100人程度いた当時の合格者中に少なくとも15名以上は働きながら合格した人がいたのです。全合格者中の1%以上ということですね。

 

こう言うと、

 

どうせ全員東大卒とか超優秀な人達だけなんじゃないの?

 

こんな声が聞こえてきそうです。確かに社会人合格者の中に東大卒といった高学歴の人はいました。

 

ですが、社会人合格者全員がいわゆる「高学歴」なわけではありませんでした。

 

また、東大卒の合格者に関しても、そもそも学歴が高いから公認会計士試験に合格したのではなく、受験という「ゲーム」をプレーするコツを知っている人が大学受験にも公認会計士試験にも成功している、というのが私の意見です。

 

東大に入ったのも、公認会計士試験に働きながら合格したのも、その人の生まれながらの頭脳のおかげというよりは、東大受験あるいは公認会計士試験というゲームの特性に合致した準備をし、ゲームをうまいことプレーできたからなのです。

 

なので、私の主張を言い換えるならば、社会人をやりながらの公認会計士試験合格は普通の人がクリア可能なゲーム(無理ゲーではない)、ということです。

 

確かに学生や無職の立場で合格するよりも社会人合格のハードルは高いです。決して簡単なゲームではありません。ですが、高学歴でない普通の社会人でも、やり方次第で攻略する方法はあると言いたいのです。

 

そして、別の記事で詳しく述べますが、社会人をやりながらの受験勉強では、勉強時間の確保勉強の継続、の2点で成否が決まるといえます。地頭の良さとか学歴では無いのです。

 

私の経験上、この2つさえ出来れば仕事を辞めて社会人としてのキャリアを中断するリスクを負わずとも、公認会計士試験合格は可能と思っています。逆に言うと、例え学生や無職のように勉強に専念できる立場の人であっても、時間確保と勉強の継続が覚束ない人はいつまでたっても合格は難しいと思います。

 

私が社会人をやりながら合格できた理由も、勉強時間の確保と勉強の継続ができたからでした。

合格した人の具体例

言いたいことは分かったけど、具体的に社会人合格した人はどんな奴でどんな仕事していたんだ?もしかして社会人とか言いつつ、週2回のアルバイトで実家暮らしだったりしないよね?

 

私の例をご紹介したいと思います。

 

筆者のスペックや仕事状況(公認会計士試験の勉強開始時点)

学歴 地方の国立大学、同大学院卒(理系。大学での会計学等の勉強経験無し。簿記2級は保有。)
年齢 32歳
配偶者・家族 無し(一人暮らし)
勤務先 上場企業の子会社(エネルギー関係、所在地は東京)
仕事内容 海外事業の管理(予算管理、収益管理・予測、社内の決裁文書、報告文書作成したり。会計・税務等に関する業務は経験無し)※
業務時間 通常7.5時間、残業月20時間程度 ※

※ 勉強開始直後に海外転勤になったため、海外勤務中の仕事内容と業務時間です。残業時間は平常時のもので、繁忙期にはもっと残業が多かったです。

 

業務時間的にはいわゆる「激務」の部類に入るものでは無いと思いますが、新規事業案件などが入ってきたりすると急激に忙しくなり、日付変わるまで資料作ったりする時期もありました。決してヒマなフリーターだったわけではないという点、分かっていただければ幸いです。

 

表の業務時間を御覧ください。このくらいの業務時間で働いているサラリーマンは結構多いのではないかと思います。働き方改革やテレワーク推進と言った動きが進んでいる昨今なので、今はもしかしたらもっと時間に余裕のあるサラリーマンも多いのではないでしょうか。

 

という訳で、私はいわゆる普通のサラリーマンだったことはお分かり頂けたでしょうか。特に時間に恵まれていたわけではありません。

 

一方、毎日超残業・超激務の会社に勤務していた訳ではない、ということも申し添えておきます。

 

毎日の勉強時間と合格までの期間は?

勉強時間と合格までにかかる期間は下の記事が詳しいですので、こちらを読んで下さい。

 

筆者が平均1.5時間の勉強時間で合格できた理由を解説しています。

 

社会人が公認会計士試験に合格するための勉強時間

続きを見る

 

どの予備校(教材)を利用すべきか?

社会人受験生の予備校選びについてはこちらの記事が詳しいです。

 

公認会計士試験合格を目指す社会人の予備校(教材)選び

続きを見る

 

基本的に大手予備校のWeb教材をパックで買って最後までやり抜くだけです。

 

まとめ

この記事では、社会人が働きながら公認会計士試験に合格できるかについて述べてきました。

 

結論としては、社会人でも公認会計士試験に合格することは可能です

 

色々考えて迷っている方は、とりあえず受験予備校のサイトに行って入門講座をポチって下さい。行動を起こすことで迷いが吹っ切れることもありますので。

 

そして、毎日の勉強時間、合格までにかかる期間は能力や境遇によって変わりますが、社会人の場合は最低でも2年以上の長期的な勉強が必要になります。

 

勉強時間の確保や、継続方法についてはまた別の記事で書きたいと思います。

 

最後に、教材については、大手予備校のWeb教材一択です。

 

遠回りを避けるためには、まずは大手予備校の入門講座をパックで購入するのが確実です。

 

今回は以上になります。この記事があなたのお役に立てば幸いです。

 

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