公認会計士試験

最安で難関資格試験に独学合格する方法

「資格試験に独学で合格したいんだけど、予備校に入るのはお金がかかるんだよなあ。。。」

「教材費をなんとか安く抑えられないかなあ。。。」

 

お金のない学生や無職の方が勉強のために予備校に通うって結構ハードル高いですよね。

 

この記事では、筆者が公認会計士試験やCFA Examに独学で合格した過程で実践していた学習コスト節約法と、注意点をご紹介したいと思います。

 

 本記事の内容です

では行ってみましょう!

独学=予備校に頼らない、という考えは間違い

司法試験や税理士試験など、難関の資格試験の勉強を始めるとき、まず候補に上がるのがLEC、TAC、大原、伊藤塾などの受験予備校の利用です。

 

ですが、こういった予備校に通うのってお金かかりますよね。

 

なので、費用を節約するために予備校に頼らない独学から始めようと考える人も多いでしょう。

 

でも、ちょっと待ってください。

 

もしあなたが

O予備校の50万円以上もする「xx試験合格パック」とかとても買えない!私は自分で本屋で教科書探して勉強してやんよ!

という感じで息巻いているのであれば、あなたは残念な独学派の道を突き進もうとしています。

 

そもそも、独学の意味なんですが、筆者は本気で勉強する人は皆独学である、と考えています。

 

予備校生か否かは関係ありません。本気で勉強する人は基本的にどこに居ようと独りで勉強しています。

 

そして、予備校の講師や教材を効率的に独学するための道具として利用しているに過ぎません

 

予備校を利用しない独学がいかにムダか、そして残念な独学派にならないための方法を以下でご説明します.

 

残念な独学派が陥るパターン

残念な独学派は、本屋やAmazonで自ら教科書を選び、勉強しようとします。

 

しかし彼らは、一般に売られている書籍には、別に勉強しなくても良い事も書かれている、ということが分かっていません。

 

例えば、公認会計士試験の試験科目に「企業法」があります。

 

企業法の問題は会社法、商法、金融商品取引法から出題されます。

 

そこで、初めて企業法の勉強に取組む残念な独学派Aさんはこう考えます。

 

Aさん  よし!会社法は自分で教科書を選んで読もう!Amazonで中古の買えば予備校に何十万も払わなくていいじゃん!

 

ですがどうでしょう、Amazonでは会社法のテキストが無数に見つかります。

 

Aさんは悩みながら、取り敢えずその中で評価が高そうな本の中古を買いました。かなり分厚そうな本です。

 

そしてAさんは独学3日目辺りに、こうなります。

 

Aさん  会社法だけでこんなに分量あるのーー?覚えきれる訳ないし何から覚えればいいかわかんないよー!

 

これは極端な例かもしれませんが、残念な独学派は多かれ少なかれAさんのような状態に陥り、非効率的な勉強に明け暮れてしまいます。

 

最終的には辛くて勉強そのものを諦めてしまうパターンです。

 

筆者自身も会計の簿記2級の勉強を開始した当初に色々な市販の会計学の教科書に手を出した挙句、いざ過去問に挑戦したら全然解けなかった経験があります。

 

結局、簿記2級の過去問集を買って勉強をやり直しました。

 

簿記2級程度なら過去問をやり込めば予備校を使わなくても合格は可能ですが、国家資格の試験はそんなに甘くありません。

受験予備校こそ正しい独学の救世主

一般的に本屋に出回っている会社法の教科書は、大学教授が法学部生の授業用に書いたものだったり、教授が研究対象にしている特定の問題に注目した内容だったりします。

 

つまり、法律を学ぶ学生や、司法試験の勉強をするようなレベルの人が対象の高度すぎる内容になってしまっているのです。

 

一方で、公認会計士試験の企業法科目で求められるのは会社法の中でも基礎的な部分です。判例についての詳しい知識も必要ありません。

 

司法試験の世界で言うと「基礎すぎて、もはや試験では出題されない」くらい基礎的なものを抑えていれば十分なのです。(それでも覚える量は多いです)

 

こういった試験特有の傾向を研究し、学習に最適な教科書を日々作り続けているのが受験予備校です。

 

予備校教材の最大の特徴は、際限なく広い勉強範囲をギリギリのところまで削減して勉強すべき範囲を明示してくれる、いわば「勉強範囲削減サービス」を提供している点です。

 

あなたが無駄なく勉強して最短で資格試験に合格したいのなら、自分で教科書を選ぶなんて行為は金と時間の無駄以外の何物でもありません。

 

予備校が提供する勉強範囲削減サービスは、効率的な独学に導いてくれる救世主なんです。

 

予備校教材の利用に関しては以下の記事にも書きましたので、参考にしてみてください。

公認会計士試験合格を目指す社会人の予備校(教材)選び

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最安で教材を入手する方法と注意点

「じゃあ結局予備校のXX年合格パック買うしかないのか。。借金か。。。」

 

そんなことありません。予備校から直接教材を買わなくても、別ルートで安く入手すればいいのです

 

そんなことできるの? → できます。

 

結論としては、メルカリやヤフオクで教材を検索して購入する、です。超簡単です。

 

この方法で、教材のコストは予備校教材をフルパックで正規購入した場合の2分の1とか3分の1で済んでしまいます。しかも消費税ゼロで。

 

例えば、あなたが弁理士の短答式試験の勉強を開始したい場合は、メルカリのアプリを開いて「弁理士 DVD」と入力すれば、大手予備校の弁理士短答式試験向けのDVD教材が見つかります。

 

他にはヤフオクやラクマでも数多く出品されていますね。

 

使わなくなったテキストや問題集を売りに出してくれる方々には感謝するしかありません。

 

ただし、この方法には幾つか注意すべき点があるので、解説していきます。

合格対象年度が新しいテキストを選ぶ

予備校の国家資格試験の対策講座には、大抵「20XX年合格目標」というサブタイトルが付いています。

 

例えば会計士試験の租税法だったら論文式試験 租税法 2022年合格目標といった具合です。

 

特に、法律や業界の基準が試験対象となるような科目については、法律や基準が見直されて試験範囲が広がったり、今まで正解だった事が不正解になったりします。

 

古いテキストを購入してしまうと、誤った知識を学習してしまいかねないので注意が必要です。

 

公認会計士試験に限って言えば、法律や基準の変更頻度が高い順にならべると、以下のようになります。

 

1位 租税法

租税法に関しては法人税法、所得税法、消費税法の変更が毎年のように行われます。政治が絡んでいる科目なので仕方ないのですが、古いテキストの使用には十分注意が必要です。

 

税法改正に関しては理論問題よりも、計算問題に影響する改正がほとんどです。

 

ちなみに、LECは税制変更に関する解説講義を無料で公開してくれていました。

 

この解説講義はとても良くまとまっていて、会社の実務でも参考にさせてもらっていたのですが、2020年時点では公開されていないようですね。(私が見つけられていないだけでしょうか?LEC受講生向けに別途公開されている可能性はあります。)

 

ちなみに、私が論文試験2年目の時は、やはり租税法テキストを(中古で)買い直しました。失敗したくなかったので。

2位 財務会計論と企業法

財務会計論に関しても、会計基準の変更頻度はそこそこ高い印象です。最近ですと収益認識基準の導入でしょうか。

 

こういった大きな改正が入る時は必ず各予備校がウェブサイトやYoutubeなどで情報を発信するので、それらをチェックしてからいつの年度のテキストを買うべきか決めたほうが良いでしょう。

 

私が受験生だった当時は、連結会計に関する大きな改正がありました(少数株主→非支配株主に名前が変わったり)。

 

この時は、わざわざ新しいテキストは購入せず、LECが無料で公開してくれていた解説講義+資料と、正規ルート購入の論文答練でカバーしました。改正のポイントは割とわかりやすかったので。

 

企業法は租税法ほどでは無いにしろ、法改正があります。ただし、改正直後は(特に論文式では)問題として出題されにくい傾向はあるようです。

 

改正点についての判例も無い状態ですので、論文で改正論点が出題されることは少ないと考えて良いと思います。

3位 監査論

監査基準の改正はポツポツと発生します。最近ですと監査上の主要な検討事項(KAMでしょうか。

 

監査論については教材をまるごと買い換える必要性は低いです

 

短答式なら制度の知識を選択できるようになれば良いだけだし、論文試験は制度の趣旨を書くことができればOKだからです。

 

無料の改正論点講義などで重要な点だけチェックし、最新年の答練でアウトプットする練習+解説を読めば十分かなという感じです。

 

答練や模試で改正論点の解説を読んでも全く理解が出来なければ、グーグルで周辺知識を補填すればOKです。

4位 管理会計

管理会計は制度変更の影響を受けることがないので、古いテキストを使っていても問題ないです。

 

私も勉強開始当時に購入したテキストをずっと使っていましたが、特に困ったことはありません。

答練・模試は正規ルート購入して会場受験をオススメします

メルカリには答練や模試も出品されていますが、インプットするためのテキストとは違い、答練や模試は基本的にアウトプットの練習をするための教材です。

 

答練や模試はできるだけ実試験に近い形で解いたたほうが、試験慣れ、時間内に解答を書けない自分の実力を認識できる、プレッシャーの中で脳に負荷をかける、といった点で効果を高められるので、できれば正規ルートで購入し、予備校の教室で受験してください。

 

私は短答式試験の受験時は海外に居たので、答練については自宅で解き、模試については休暇を取って12月の試験直前のものだけ予備校の教室で受験しました。

 

帰国後の論文式試験2年目の際は、教室受験の答練と模試を正規ルートで購入して予備校で受験しました。

 

この時、答練に向けて勉強受験解けない必死で復習、というサイクルが確立できたことが、勉強の進捗にとても役立ったと感じています。

 

なので、繰り返しになりますが私のオススメは復習を目的に購入する場合を除いて、答練や模試は正規で購入することです。

 

答練だけであれば各予備校、高くても10万円ちょい、科目を絞れば10万円以下で受講できます。

 

ちなみに私は管理会計論、監査論と選択科目(統計学)は答練を受けず、科目を絞って答練を正規購入しました。

 

自信のなかった財務会計論、企業法と租税法に集中して実力アップを図り、管理会計と監査論は後からでも追いつけると考えていたためです。結果的にこの戦略は正しく、教材コストも削減できました。

 

テキストは転売してコスト回収(注意点あり)

見事試験に合格したり、古くなって使わなくなったテキストは、メルカリなどで売却しましょう。

 

自分が先輩達から受けた恩を、今度は後輩たちへ返すのです。

 

これで勉強のコストはさらに下げられ、後輩からも感謝されます。

 

使用しなくなってあまりに時間が経ちすぎると誰も買わなくなってしまうので、鮮度が重要です。

 

私も、メルカリで中古購入し使わなくなったテキストは再度メルカリに出品していました。2、3年合格年度が古いテキストでも、数千円で買ってくれる人が居る印象です。

 

ただし、転売をする場合には注意点があります。

 

教材をコピーして販売すると著作権法違反に問われる可能性があります

 

コピーにはPDFなどの電子ファイルで保存されている場合も含まれます。使わなくなったら全て削除して売却しましょう。

 

また、正規ルートで予備校からテキストを購入した場合の注意点です。

 

正規ルート購入した場合は予備校との契約上、転売が禁止されている場合があります。契約条件をよく確認してから売却しましょう。

 

既に出品されているテキストを購入すること、中古購入したテキストを出品することについては法律上の問題は生じませんので、ガンガン利用すれば良いと思います。

 

今回は以上になります。この記事がお役に立てば幸いです。

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